2011年8月11日木曜日

それでも人を信じますか?

昨日、人間関係で少し嫌なことがあり、心の中にモヤモヤひとつ。
夜。
大阪府下某所をクルマで帰宅中、『神戸』と書いた紙を持ったヒッチハイカーが視界に。
特に急いでいなかったので、クルマを停め大阪まで乗るか尋ねてみたところ、ありがとうございますとのことで一時間ほど話をしながら大阪へ。

ヒッチハイカーを乗せるのは、沖縄で巨大なバックパックを背負ってひとり旅をしていた女性に続き人生2度目。

今回ピックアップした彼は20歳の学生で、デザインの学校に通っているとのこと。
今の自分の仕事と無関係ではない分野なので、過去に勤めていた情報誌制作の会社のことや、ひとりで仕事をやり始めてからもしばらくwebや紙媒体の仕事をしていたこと、そして今の写真や映像のことなんかを話すと結構耳を傾けて聞いてくれた。
そして、彼がこれから学校を卒業して目指すところや、ヒッチハイクでどこに向かうのか(長崎の平和公園と軍艦島だと言っていた)などを聞いているうちに大阪市内に到着。
適当な場所がよく分からなかったが、とりあえず少しでも次の誰かの目に留まりそうなところで、彼の旅の無事を祈りつつ別れた。

自分の年齢と彼の年齢はダブルスコア。
夢なんてまるでなかった自分の二十歳の頃を思い出しながら、やはり人は何かに失敗しても、例えそれが大きな挫折だったとしても、また人は立ち上がって前を向いて生きて行くんだなと思った。いや、そう自分に言い聞かせながら帰路に着いた。

青いかも知れないけど、もし神様がいるんだとしたら、軽く人間不信になっていた昨日のおれに、『それでも人を信じなさい』と肩を叩いてくれたのかも知れない。
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