2012年4月12日木曜日

そういうシーン

先日、撮影現場に向かうため、待ち合わせ場所である某所駐車場に入ろうとした時のこと。
少し前方に派手なクルマを発見。
『花を飾ってるが、何かイベントのクルマだろうか?』と漠然と見ていると、何とそれらの花が(窓越しでなく)生で見えているではないか!しかも植木鉢ごとっ!
あらためてよく見ると、それはイベント用に花を飾ったクルマではなく、後部ハッチを締め忘れ、フルオープン状態で走行する花屋のクルマらしく、こりゃやばいと思い、知らせてあげようとパッシングしてみるが気付かず。仕方なく追いかけることに。

運よく、少し走ったところの信号で引っ掛かったので降りてダッシュ。
が、ここでさすがオレ!的なことがあった。
待ち合わせをしていたカメラマンU氏より着信有り。
最近、GALAXY Tabを電話にし、通話はbluetooth接続したヘッドセットで行っている。
で、待ち合わせ場所が近付いたので、ヘッドセットを装着した状態でそのクルマを発見して追いかけ、しかもそんな時に出なければいいのに電話に出てしまい、車内に置いたGALAXY Tabから走って離れていくもんだから徐々に電波の状態が悪くなり、切れ切れの状態で・・・

「ハァハァ、あ、おはようございます」(カメラマン氏へ向かって)
「ハァハァ、後ろ開いてますよー!」(花屋のドライバーへ向かって)
「あ、いえ。こちらのことです。ハァハァ」(カメラマン氏へ向かって)
「ドア、閉めますよー!」(花屋のドライバーへ向かって)
バタン!
「あ、聞こえにくくてすみません。すぐ戻りますから。ハァハァ」(カメラマン氏へ向かって)
もう、最後の一行については、きっとカメラマンU氏は全く意味が分かっていなかったであろうと思われる。

以前、自分もセルフのガソリンスタンドで後部ハッチを開けて機材バッグを動かし、そのままドアを閉め忘れて発車してしまい、スタンドを出てすぐのところで通行人に教えてもらった記憶があるので、まあ教えてあげて良かったんだろうとは思うが、そんな時に電話には出なくても良いのである。

もちろん、誤解を解くためにカメラマンU氏には現場到着してすぐに説明したことは言うまでもない。
その時にU氏が「○○さん(おれ)、よくそういうシーンに遭遇しますよねー」と指摘された。

話は少し遡って。
1~2週間ほど前に暴風雨が数日続いたことがあった。
その時にどうしてもヨドバシに行かねばならず、濡れるのが嫌で平面ではない駐車場に停めてクルマを降りた直後のこと。
どこでどうなったらそういう状態になるのかは理解不能だが、クルマの前方に半分開いた傘が刺さったまま走行しているクルマを発見。
轢き逃げ?というか気付けよ!と思ったが、これまた放っておいたら危ないと思い走って追いかけることに。
駐車場内でゆっくり走行していたため、すぐに追いつくことが出来たのだが、知らないおっさんが後ろから走って追いかけて来るのが恐いのか、バックミラー越しに目が合ってるのになかなか止まらない。
「違うんです、違うんですー」と意味不明な言葉を発しつつ、指を振りながらしばらく追いかけたところで、ようやく止まってくれた。
が、こちらもまたオレ!的なことが。
「クルマの前に傘刺さってますよ」(おれ)
「あ、はぁそうですか」(轢き逃げ犯ドライバー)
で会話終了。

伝わってよかったーと思いながら店内のエレベーターに向かう。
エレベーターを待っている間にふと思ったこと。
『仮に焦ったとしても、フツー、一言礼言わねーか?』
いや、まあいいんだけどね。

以上、『そういうシーン』によく出会う人間の戯言でした。

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